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ご報告 ~子供達が見せてくれた悲しみの受け止め方~

公開日: : 最終更新日:2015/04/17 ひとりごと

4月に誕生予定だった我が家の第5子は、1月29日の午後9時30分。
常位胎盤早期剥離にて、この世に産声をあげることなくお空へ還りました。

妊娠8か月目の29週6日。
体重1424g、身長33㎝。
お姉ちゃんのこーさんによく似た、とても可愛い女の子でした。
ずっと前から決まっていた、この子のHNは「なーちゃん」といいます。

常位胎盤早期剥離は、通常では出産後に剥がれるはずの、母体と胎児を結ぶ命綱の役割のある胎盤が妊娠中に子宮から剥がれてしまうとても恐ろしい病気です。
いくつかのリスクはあげられているものの原因不明なケースも多く、いつどのタイミングで発症するかは予測不可能であり、母体死亡率は4~10%、児死亡率は30~50%といわれ、発症すると急速に進行し母子共に生命の危険を伴う疾患です。

私自身、この病気に関する最低限の知識は持っていたもののそれはどこか他人事で。。
まさか自分が経験する事になるとは思っていませんでした。
それは何の前触れもなく。突然私の身に起こりました。

自宅の浴室で大量出血し、かかりつけの個人病院に救急搬送された時はすでに、なーちゃんの心臓は止まりかけている状態でした。
その後、札幌の周産期母子医療センターに搬送され緊急帝王切開。
私自身も推定4リットルもの出血があり、出血性ショックと出血が止まりにくくなる産科DICを併発しかけた状態に陥ってしまい、一刻を争う状況でした。

手術開始直前に。お腹の中でなーちゃんが亡くなっている事実を知りました。。
最愛の我が子の命を守ってあげられなかった絶望感。そして言葉にならない深い悲しみ。

・・・あれから1カ月以上が経ちました。

line
4人の子供達が、なーちゃんと対面したのはその2日後。
火葬場へと向かう。お別れの直前でした。
妹の誕生を心待ちに。本当に楽しみにしていた子供達。
なーちゃんの死を知った時は泣いていたと聞いていました。
・・・その気持ちを想うと心が痛みました。

最初は、あまりの小ささと。冷たくなってしまった体に驚いた顔を見せた子供達。
でも次の瞬間。。全員が笑顔でした。
「かわいいね。」「ちっちゃいねー。」
なーちゃんを抱っこするお姉ちゃんのすーさんの周りで輪になって。
お菓子を食べたり、学校や幼稚園。私が居ない家での出来事を話したり。笑ったり。
場所は病室ではあったけれど。
それはいつもの変わらぬ兄弟達。

なーちゃんにとって。
やっと。やっと会う事が出来たお兄ちゃんとお姉ちゃん。
ほんの一瞬。一緒に過ごせる大切な時間。
悲しみを子供達なりに受け止めて。
誰一人現実を責めることなく。
悲しい顔の涙の対面ではなく。
最高の笑顔で。
いつもの日常で迎えてくれた子供達。

すーさんの腕に抱かれた小さななーちゃんは、なんだかずっと前からそこに居たように兄弟達に溶け込んでいて。
私の目には、幸せそうな顔をしているように見えました・・

「本当に可愛い。ずっと一緒にいたいよ・・」愛おしそうに。最後までなーちゃんを抱いていてくれた長女すーさん。
なーちゃんの棺にこんな手紙を入れたよ。と教えてくれました。

======

出来る事ならまたお母さんのお腹に。
それが叶わなかったら、私が大人になったとき。
お姉ちゃんのこーさんでもいいよ。
どっちかのお腹に来てね。
・・また会おうね。・・

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月命日を迎えたなーちゃんには、子供達から。そしてすーさんのお友達から。沢山のお菓子が供えられています。

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悲しい気持ちを表に出すのが苦手なすーさん。
共に涙を流し。想いを分かち合ってくれるお友達の存在に感謝せずにはいられません。

line

私は初めての妊娠で稽留流産。そして第4子出産前に、胞状奇胎という異常妊娠で2人の赤ちゃんを亡くした経験があります。
それから20年以上が経った今でも、その悲しみが完全に消えてなくなる事はありません。
でも、長い歳月をかけて。あの頃の自分にとって必要な出来事だったのかな。と。
そんな風に思いながら生きてきました。

私には子供が4人居ますが、子供達一人一人が違う個性を持って生まれ、それぞれが違う人生を歩んで行く。。
子供達の成長を見守り、嬉しく思う毎日の中でふと。
守る事が出来なかった命や与えてあげられなかった未来を想います。

なーちゃんを元気な姿で産み。育ててあげたかった。
その思いもまた、一生涯私が抱えていくものになるのでしょうね。

死産という現実。
もうあの日に戻る事はできない。
でもそれは「悲しい」結果となってしまったけれど、「不幸な」結果ではなかったと思っています。
なーちゃんを授かり、共に過ごした時間は私にとってかけがえのない幸せな時間でした。
妊娠を告げた時の子供達のはじけるような笑顔。
私に与えてくれた優しさのひとつひとつも大切な思い出です。

======

家族の絆を深めてくれたなーちゃん。
お母さんの元へ来てくれて本当にありがとう。
貴方が命をかけて伝えてくれたことはなんだったんだろう?
その意味を前を向いて探しながら。
お父さんやお兄ちゃんやお姉ちゃん達と過ごす毎日を大切にしていきます。
また会える日まで。
お母さんはいつも心の中で貴方を抱きしめています。

======

今日の更新は、悲しいご報告となってしまいました。
長文に最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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Comment

  1. foo より:

    読んでいて涙が止まらなかった・・・。
    大切な人を亡くした経験がある人しかわからない悲しみ。
    そして、待ち望んでいた赤ちゃんをなくした人たちしかわからない悲しみ

    私には共有できない悲しみがあるかもしれないけど、そばにいて
    一緒に泣いたり、笑ったりする事だけは出来る。

    ずっとずっと忘れる事はないし、悲しみもどんどん深くなるかもしれないけど、文字にしたり言葉にする事で、自分の気持ちの整理はできるかも

    そして、大切な人の分まで必死で生きていこう!

  2. ai ai より:

    fooちゃん、コメントありがとう。
    経験してみて初めてわかる心の痛み。実感しています。
    でも、なんというのか・・
    平和な日常の大切さも感じるよね。

    fooちゃんには本当に感謝してる。
    あのクレープの味は一生忘れられないよ。
    ありがとうね。

    fooちゃんが叔母さんのために一歩を踏み出したように。
    私はブログ記事としてこの気持ちを形にしてみようと思ったよ。

    これからも色んな事があると思うけど、一緒に前を向いて乗り越えていきたいね。

  3. くりりん より:

    こんにちは。
    ほとんどブログをしていませんでしたが、たまたまインすると
    ブログに足跡が・・。

    そして拝見すると・・・
    まさかという気持ち。
    前にコメントさせてもらったときに5人目のことを知りまして、
    私も「もうすぐかなあ」って心待ちにしてたところでした。

    ・・・ごめんなさい。かける言葉が見つかりません。

    aiさんがご無事で本当によかったです。
    今はお体も心も辛いと思いますが、ご無理なさいませんように・・・。

  4. ai ai より:

    くりりんさん、こんばんは。
    このようなご報告に、コメントを残して下さり本当にありがとうございます。
    温かな優しさに感謝しています。

    久しぶりにくりりんさんの記事を拝見出来て嬉しかったです。
    お元気でお過ごしでしょうか?
    もうすぐ春が来ますね。
    季節の変わり目。体調を崩されませんようご自愛ください。。☆

  5. あんず より:

    ご自愛ください。

  6. ai ai より:

    あんずさん、ありがとうございます。
    優しいお気持ち。受け取らせて頂きました。

  7. うーちゃん より:

    こんにちは。突然メッセージを送ってしまい申し訳ありません。記事を読んで同じ状況 同じ思いだと思いました。
    私は小学校1年と 年長 の2人の子供がいます。3人目を4ヶ月で死産になり、そして4人目を38週で 常位胎盤早期剥離で 亡くしました。
    私は 陣痛がきたと思って病院へいき、陣痛室であと少しで会える!と思っていたら 急に吐き気 出血があり、赤ちゃんの心音が弱っているということで緊急帝王切開での出産でした。
    意識のある中での手術 赤ちゃんを取り出した時の 蘇生!の言葉 なかなか聞こえてこない産声。。今でもあの時の状況が思い出され 涙が止まらなくなります。私も3リットル近く出血し、途中 大学病院に搬送されました。何がなんだか わからない。子宮収縮の痛みはあるのに赤ちゃんはここにいない。。なんだか 本当に自分に起こっているのかわからなくなる。。2日経って私の体が回復してきたので、元の病院に戻り 赤ちゃんと対面できました。2500gくらいの赤ちゃん ほんとに眠っているだけみたいで。抱っこしたら上の子達を初めて抱いた時と 何も変わらない様で。でも冷たくて。。何度も 目をあけてと言いました。。2人の子供達は 私が入院してることで寂しくて泣いてるとのことでした。赤ちゃんが亡くなったなんて どうあの子達は 受け止めてるんだろう。。こんな辛いことを 経験させてしまうなんて、、なんで 私にこんなことが起こってしまったんだろうと、、結局そこに行き着きます。
    うちの子供達も 可愛い!!名前も皆で決めてたので、みーちゃん可愛い!と 沢山触って 沢山チューして、取り合いながら抱っこをしてました。ところどころ 冷たいね〜 みーちゃん可哀想だね〜 お姉ちゃんだよ〜お兄ちゃんだよ〜と語りかけていました。とても可愛がってくれました。私が回復していなければ 元の病院に戻れず対面できないまま火葬になるところでした。私が出血が止まらなければ 病院に行くのがもっと遅ければ、、、上の2人を置いて逝くところでした。直後は親に言われても そんな風に考えられなかったけど、みーちゃんを失った悲しみはいつまでもあるけれど、私はみーちゃんのおかげで生かされたんだ と思える様になりました。
    上の子達は 毎日 挨拶したり みーちゃんがお空から見てるよ とか言いながら ちゃんと妹のことを想ってくれています。同じ幼稚園の友達の赤ちゃんが生まれたり 色々身近なところで出産を耳にして 辛い時期もありましたが、少しずつ 穏やかに過ごせる様になってきました。私だけじゃない。世の中には 色んな事情で辛い思いをして頑張ってる人が沢山いる。前を向いて 毎日過ごせることに感謝しながら生きなきゃと思います。長々とすみません。

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